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剣がなくなった?
あの剣を調べれば、古い文献の情報を新たに得られるかもしれない...
そういうお話でしたよね。
調査が終わったらちゃんと返すって言われたし、
マスターも「公女様なら悪いようにはしねえだろ」って...
そのマスターが公宮に用事があった時に尋ねたらしい。
剣の研究は進んでいるかと。
いや、大臣は
「冒険者ギルドに行けば、遺失物として届けられているかもしれない」と。
おれたち少なくとも衛士の恰好した誰かに、確かに渡してるんだけど...
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こんにちは。
エクレアちゃん、今日はここでお店をしているんですか?
そうじゃないって言ってるだろっ。
なんか、すごく慌ててるみたいだね...
それって世界樹に入ったってこと?
どうも、ただの散歩ってワケじゃなさそうだな...
ホレス様、ギルド長...
マリオン様の断ち切りたい過去、赤の樹海といいますと...
かつて最強のギルドを壊滅させた怪物、地熱上昇の原因だろう。
よく経緯は分からないが例の剣もギルド長が持っているらしい。
無茶なんてモンじゃないだろ、オッサン!
どう考えても無謀だって!
それでは、私たちも世界樹へ向かいましょう。
場所は第二階層だったはずです!
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あの剣、おれたちが衛士に預けたはずの...
っていうか赤い竜!?
チッ、お前ら!
ホレスが注意を逸らしてる内にギルド長を回収すんぞ!!
ギルド長、落ち着いて!
早くしないとアイツが...わあっ!?
おう、このままここに放置したら、また竜に挑んじまうだろーし...
よっ!!
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よく分かんないけど、ギルド長は心の底でずっと敵討ちを考えてて...
おれたちが手に入れたこの剣を探してたってこと?
この剣が俺たちの手元にあることを知って、気持ちが抑えられなかったんだな。
しかしコイツがそんな大層なモンだったとは。
こんな事になるなら錆びたままにしとけば良かったよ。
いや、じゃなくて...
そうです!
相手がどんなに強大でも、みんなで力を合わせれば勝てるはずです!!
そうだな、もう氷竜も金竜も倒してるんだ...
きっとあの赤い竜だって倒せる!